ジャンク品を堺東の「カメラのヤマゲン」にて購入。ネットで調べたところ、Pentax SVは非常にシンプルな構造とのことで、最初の練習台には最適だろうと判断した。
症状は以下の通り。
店で見たときは後幕があと5mmくらいのところで止まっており、ミラーアップ、次のチャージができない状態。爪で幕竿を押すと、カクンと後幕が最後まで走ってミラーが下がり、次のチャージもできるようになった。
しかし再度シャッターを切ろうとすると、チャージしただけでミラーが上がった。シャッターを切るとやはり後幕が途中で止まった。チャージだけでミラーアップする症状は毎回ではなく、数回シャッターを切るごとに3回くらい連続して発症する。
速度ダイヤルは回せるが、Bから他の速度に動かそうとすると硬い。
知らないことが多く、他のサイトでは省略するようなことも記述したため、記事がかなり長くなってしまった。部品の名前はネットの色んな修理記事を見た記憶から適当に考えた。そのため修理用語とは違う場合があるだろう。また間違いも多かろうが、分かり次第修正することとする。
結論として、分解と組み立てに成功し、修理も完了した。カメラ修理最初の1台としては満足できる結果となった。
Super-Takumar 55mm F1.8を使用。(blogの試写)。
本記事の作成には個人のblog「武蔵野散歩Ⅱ」のPentax SVのレストアに関する一連の記事を参考にした。多くのカメラ修理記事を扱うサイトが、分かっている人向けに要点のみを解説しているのに対し、こちらは初心者向けに細かい部分まで丁寧に説明してくれている。本記事はこちらのblogと重複する部分が多いがご容赦願いたい。
参考記事:
2019/12/14
幕の張替え記事を、簡易方法から『その他』に記述していた方法に改訂した。スロー秒時の調整方法が不十分だったので追加した。『シャッター幕の張替え準備』『シャッター幕の張替えのための分解』『シャッター幕の作成』『シャッター幕の取り付け』。
『その他』のメカニズム関係の記事を項目ごとに分離した。『先幕バウンス防止の仕組み』『ミラー角度調整』『ミラー受けクッションの交換』を追加。
2018/9/1
『その他 - ミラーの交換』を追加。